シュビムワーゲン 樹脂型 | チョロQ研究序説

シュビムワーゲン 樹脂型

チョロチョロ走るキュートなミニカー「チョロQ」の研究となぞを発表する研究序説。

本日 Q日はチョロQの日
毎月9日はチョロQの日として特別にチョロQ学園保有の「秘蔵お宝コレクション」をご紹介します。

今回公開するのはシュビムワーゲンの樹脂製型です。
リンク先の Smile-Hop Hobby ChoroQ 火宝館さんで展示されているダークグリーンのテストショットのシュビムワーゲン。
これの元になったものと思われるものです。
この型はコレクターの方に譲っていただいた品なのですが、チョロQ製造過程を知る大変貴重な資料として大切にさせていただいております。

チョロQの製造工程を簡単に説明すると下記の流れになります。
詳細はチョロQEXPOやサマーフェスタなどのイベントで展示されていたのでご存知の方も多いことと思います。
①スケッチ
  クルマの写真や図面、カタログを元に図面を作成。
  博物館やサーキットに取材にいくこともあります。
②試作
  図面を元に樹脂型を試作します。
  自動車メーカーへの承認もこの樹脂型を使って行います。
③金型マスター
  図面、試作品を元に金型を製作します。
④成形品
  完成した金型にプラスチックを流して成形します。
  最近のテストショットは表面の磨きやつなぎを見やすいように
  スモークや黒が多く使われるようです。
  特注型は白が多いですネ。

今回ご紹介したものは②の図面から試作段階で作られたもので材質はケミウッドという合成樹脂。形状を確認したり修正したりする用途に使われます。
ボンネットの上のタイヤ部分が細部まで成形されていないのは修正まえなのでしょう。