Z32よ永遠なれ ④ | チョロQ研究序説

Z32よ永遠なれ ④

チョロチョロ走るキュートなミニカー「チョロQ」の研究となぞを発表する研究序説。

3夜連続でお送りしたZ32アミューズメントチョロQですが、今夜最後のバリエーションをご紹介します。
それは大図鑑にも存在しない 赤メタのレーシング仕様です。

このレーシング仕様はIMSA出場車をモデルとしたレッド/ブルー/ホワイトに塗り分けられたトリコロールカラー。通常は赤色成形がベースなのですが、アミューズメントチョロQに赤メタが存在するのです!
またブルーMAXエンジンを搭載した仕様も存在します。
ボンネットのシールなしの仕様もあります。もちろん後で剥がれたものではなく元からないのです。

ここで考えられるのが1998年と日本製である点。
1998年は日本でチョロQを最後まで生産していた福島工場が閉鎖された年である。シールがないものや、異なるエンジンが組まれてアミューズメントに流れたこのチョロQは実は余った部品を組み合わせたものではないかと憶測してしまいます。もちろん成形カラーが違いますからアミューズメント向けにきちんと作ったものと考えられるのですが、それにしてもシールがないなど完成されていない点に疑問符が浮かびます。
このアミューズメントチョロQですが、ゲームセンター以外には福島のリカちゃんキャスルで当時購入できた点も関連があるのではと考えられます。
福島工場閉鎖とともにダンロップタイヤも生産中止。最後の日本製チョロQとなったのはA-5 フェアレディZの型を使用したジグソーパズルでした。

次の絶版考察ではキラッキラッキラッキラッスタースターをお届けします。
さて何でしょう?